220814_No.14が志向したいサッカー。

No.14です!

いつもフォーメーションごとの狙いが不透明で困惑することが多いというお話も頂いていたので、志向するサッカーについて書きたいと思います。

 

ビルドアップとは

そもそも、ビルドアップ=ボール回しではありません。ビルドアップは、ボールを保持してから”ゴールを決めるまで”を指しております。言葉遊びなところはあるにしても、ボールを回すことを目的にすると相手は怖くありません。ボールを持ったら即シュートもビルドアップですし、ロングボールもビルドアップの手段です。重要なことは、自チームの強みを活かしながらどれだけゴールに迫れるかです。

 

とはいえボールを潤滑に回したい

KAPONEは、元プロがいるわけでも大学生がたくさん入ってくるわけではありません。そのため準備と連携で崩すことを目標にしたいと思います。

ボールを回すためにはポジショニング(数、位置、質の良さ)が重要になります。

狭いスペースでボールを回して相手を翻弄するのか、広いスペースで相手を走らせるのかなど、千差万別になります。私見になりますが以下に志向したいサッカーを書きます。私がフォーメーションを決めるときはこれを狙ってるだけなので、KAPONEの総意ではないです。

 

最初は自分が好きなサッカーに当てはめようと四苦八苦しておりましたが、最近はチームの事情を見ながら決めています。そこで、私が感じているKAPONEの強みと弱みを書きます。

 

KAPONEの強み

ポリバレントな選手が多い

ほぼ全ての人が全てのポジショニングをこなす事ができると思っています。そして攻撃が好き(笑)。

ポリバレントな選手が多いと、他のポジションの良さも難しさもわかるので、カバーしあえるし、他のポジションでの経験が活きます。また、色々なフォーメーションが出来るので、飽きが来ないこともあります。

色々な特徴を持つ選手が多い

似たタイプの選手がほぼいないですね。どんな選手にも良さがありますが、フォーメーションを組む側からすると、この選手とこの選手の特徴を組み合わせたらどうなるんだろう!というワクワクはいつもしています。

 

KAPONEの弱み

基礎技術、身体能力が低め

他のチームに比べると止める、蹴るの技術が少し劣っているように感じます。そのため、相手のプレッシャーが早いと突然ガラガラっと崩れてしまいがちです。狭いスペースでのコントロール、ロングボールの精度はもう少しあげたいですね(本当は練習もしたい)。

また、身体能力は高くありません。速くて、高いタイプはいないためセンターラインがなかなか安定しません。こればっかりはどうしようもないですね。

 

イケイケドンドン気質

バランサータイプの選手がいないため、例えば4バックの時は2バックになることも多く、かなり苦しくなったりします。ここはフォーメーションで規制したり、チームの決め事でなんとかなります。

 

志向するサッカー

では、この強みと弱みをどう活かしていくかを考えました。気質としては、攻めて攻め倒すのはどうしようもない気質だと思いますし、それをどうにか良さに昇華したいと思いました。

ですので、どのポジショニングにも求められるものを攻撃的な能力にしました。タスク(決め事)は異なれど、どのポジションでも攻撃であることが重要です。

全員参加型の攻撃的なサッカー

当たり前ですが点を取って勝ちたいので、点を取るサッカーを志向します。ただ身体能力に劣るのを考慮すると、自陣からの縦に早いサッカーは強みを活かせないため、センターラインを超えるまでは組織的にビルドアップをするようにします。センターラインを超えるメリットは攻撃にかけられる人数が多いこと、ボールを取られた後にすぐに前プレがかけられることがあげられます。ボールを取られてもすぐにボールを奪取できれば、ずっと攻撃ができるのでこんなにも楽しいことはありません。

 

自陣でのタスク(決め事)

センターラインを安全に超えるためには、余裕持ってボールを運ぶ必要があります。ボールをロストしやすい場面を作らなければいいので、

・パスの選択肢がある

・ドリブルで運べる

・やり直せる

この3つを作る動きが重要です。これを達成するには

・サイドの幅を広げる

・引きつけてからパスをして、味方をフリーに

・パスだけじゃなくドリブルも

・キーパーも参加する

の4つを求めたいと思います。

サイドの幅を広げるのは、相手に1人で2人のマークをさせないためです。狭いスペースでは1人で2人を見ることが出来てしまうため、余裕がありません。また、パスをする際もフリーだから出すのではなく、自分がボールを持つ(運ぶ)ことで相手を引きつけてフリーの選手を生み出すことも考えたいです。パス一辺倒だと読まれやすいので、ドリブルを混ぜ込むことで、相手を引きつけたり、そのまま攻め上がるのも良いと思います。そしてキーパーは常にフリーですので、キーパーとしてというよりスイーパーとしてゲームに参加しましょう。

 

相手陣地でのタスク(決め事)

攻撃に関しては自由にやってもらってもいいと思ってますが、潤滑に攻撃を回すために簡単なタスクを求めたいと思います。

・1人は裏を狙う

・逆サイドハーフ(ウィング)も参加する

・取られた即奪取

・センターバッグも攻撃参加

1人が裏を狙うことで、流動性が上がるため相手はインターセプトを狙いにくくなります。また、ロングボールよりもミドル〜ショートパスの方が難易度も低いため成功率が高くなってるため、裏を狙う効果が高いです。

サイドハーフはマークが疎かになりやすくく、ジョーカーとしての役割が期待できます。ショートパスショートパスロングパスといった風に、ショートパスが繋がると、ロングボールを意識するなど、逆サイドハーフの意識が薄くなった際に使いましょう。クロスボールのファーでの入り込みも◎です。

相手陣地でボールを失った際は、即プレッシャーをかけたいです。5秒ルールと呼ばれるものもありますが、ボールを取られたらすぐに取り返されるのが1番相手が嫌です。なぜなら、心理的なプレッシャーや落胆もありますし、相手はカウンターが発動しているため、フォーメーションが崩れていることが多いからです。

狙うは全員参加型の攻撃ですので、当然センターバックも攻撃参加します。センターバックをマークすることは稀ですので、パスアンドゴーを使いながら、相手を引きつけて相手の陣形を崩しましょう。その際は、ボランチの選手がカバーするなどポジションの循環を意識したいです。

最後に

この攻撃はあくまで理想的で、コンディションもありますし能力にも左右されるところがあるため万能だとは思っておりません。今まで通り、キックアンドラッシュと呼ばれるロングボール主体のサッカーもありだとは思います。

ただ、やってみたい!!という私のマガママもありますので、叱咤激励待ってます!!